カフェインが及ぼす胎児への影響って?

カフェインを150mg未満摂取する妊婦さんと、300mg以上摂取する妊婦さんだと、流産のリスクが2倍になることが分かっています。

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カフェインが及ぼす胎児への影響って?

 

カフェインが直接関わっていることではないのですが、カフェインを150mg未満摂取する妊婦さんと、300mg以上摂取する妊婦さんだと、流産のリスクが2倍になることが分かっています。また、死産をするリスクが高くなるというデータも出ています。原因ははっきりと解明されていませんが、カフェインは胎盤の血液量を減らしてしまいます。赤ちゃんにとって血液は栄養ですから、その量が減るということは、少なくとも胎児には良くないことというのは分かりますね。

そして、カフェインは胎盤を通過してしまうので、胎児の血中に直接移行していきます。つまり、母体の血中濃度と同じカフェイン量になるということです。でも、まだまだ未発達で肝臓の機能が未熟な赤ちゃんは、カフェインを排出することが出来ません。

胎児は、母体よりも長時間カフェインが体内に留まってしまいます。それに、胎児の体は母体よりもかなり小さいのですから、単純に考えても摂取量が過剰になるのです。ということは、カフェインの悪影響をもろに受けてしまうんですね。

カフェインを大量に摂取すると、不眠になったり、興奮しやすく落ち着きがなくなります。つまり、カフェインを大量摂取した胎児は、お腹の中でゆっくり休むことが出来なくなるんですね。そうなると、当然発育にも影響を与えてしまい、未熟児になったり早産したりする可能性が出てきます。また、乳児突然死症候群の発症率が高くなることも分かっています。こういったことを避けるためにも、妊娠中はカフェインの摂取に関して注意をしなくてはいけないのです。

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